詩客第47回時評の件について

詩客第47回時評で宣言した案件につきまして、現時点でのご報告と今後の方針を発表いたします。
これまで、状況の解決を模索しておりましたが、
ここに至りまして、プロセスをやや進めざる得なくなりました。
本件に関しては本質的な解決は不可能である、というのが残念ながら私の現在の見解です。
しかしながら、この文章は強いメッセージの表明となりますので、
これ以上の事態の悪化は避けられる可能性があります。
皆様におかれましては、熟読吟味の上、ご判断いただけると幸いです。



1.対象者について


詩客の文章では対象を明示しておりませんでした。
対象者は「結社ひとり」と名乗る匿名の人物で、ライブドアブログに文章をアップロードされておられます。
ここでリンクを貼ることはいたしません。
「結社ひとり」で検索するとヒットいたしますので、自己責任で閲覧ください。


弁護士を通じて「結社ひとり」と連絡をとり、こちらの要求を伝えたうえで、約二か月の時間をおきました。
最終的には、



A.私への謝罪はもう結構なので、これまでの文章で度を越した「非難」をした皆様に対するコメント的文章をブログへ掲載すること(無論、謝罪が好ましいが、そこまでは求めない)
B.「結社ひとり」ブログ上からの、私についての記事(複数回告知なく改訂をした末の最後の版)の削除


この二点のみ求めるまで譲歩をしましたが、受け入れられませんでした。
また、この間に更新を停止することなく、変わりない様子が見受けられました。
期限を5/31にお願いしていたこともあり、
皆様に対して「結社ひとり」についての以下三点の情報を公開することを決断いたしました。

a.「結社ひとり」は団塊の世代の男性である。
b.「結社ひとり」は歌壇とは関係のない人物である。
c.「結社ひとり」の本名で検索すると、本人に不名誉な事柄が明らかになる。


この三点について、複数の明確なソースを持っており、確定です。
ただし、bに関しては、「変名での活動」の可能性は捨てきれません。
しかしながら、「結社ひとり」は何を考えられたのか、大量の歌稿を私に送ってきており、
それを拝見する限りは、素人の域を出ない、と判断せざるを得ませんでした。
したがって、この可能性は低いものと考えます。


この情報で、最も厳しいものはcでありましょう。
実は、私はこの文章で「本名」を公開する予定でしたし、ご本人にもその旨お知らせしておきました。
これについて、個人情報保護法その他、私には法的瑕疵がないことは確認を得ております。
しかし、現状では本名を検索すると某新聞社の記事が直接ヒットする状態にあります。
すなわち、ある尊重すべき「精神」を阻害する可能性があるために、これを断念いたしました。
マスコミはネットに記事を公開することについて配慮すべきだと考えます。


2.今後の方針について


私は告訴の準備をしてまいりましたが、このような状況でありますので、
告訴に関しては「休止」ということにいたします。
理由は以下の三点になります。

a.私が当初想定していたよりも、過酷な刑罰・賠償が課せられる可能性があり、年齢等考慮すると、情実的に判断すべき案件であること
b.私に対する「中傷」はまだ一件のみであり、これまでの推移を判断すると、我慢の範疇にあると判断してもよい案件であること
c.短歌とは関係のない話題になりつつあり、それでは意図から遠く離れてしまうこと


しかしながら、今後、再度の中傷が行われた場合はこの限りではありません。
再度、告訴のプロセスを開始させる予定です。
実は、私は「結社ひとり」本人から正式な書類で、「今後中傷をしない」旨明記された「誓約書」をいただいております。
これは私が要請したものではなく、「結社ひとり」ご自身が判断されて送られてきたものです。
私の要請は、こういった文書ではなく、あくまでネット上での対応でありました。
互いの行き違いが生んだ「誓約書」ではありますが、一度そのように判断された以上は、当然守るべき義務が生じると考えております。


皆様への情報公開につきましては、
これまで「結社ひとり」に精神的被害を受けられたかたがた、
あるいは結社運営に携わるかたがたや短歌総合誌の編集のかたがたなど、
「結社ひとり」について知っておきたい、と考えておられるかたがたが当然居られると思います。
私といたしましては、お伝えすることはやぶさかではございません。
メールでご連絡いただければ、興味本位でない限りは、善処していく心づもりでおります。


また、「結社ひとり」に対して、集団訴訟を起こしたい、と考えておられるかたも居られるかもしれません。
私は「休止」状態にいたしますが、お話は伺いますし、状況によっては、私も参加する可能性はあります。


2chに関しましては、「タンカ侍」に加えて「「結社ひとり」は何様か」のスレッドに関して、
匿名性を「剥ぐ」作業を開始したいと考えています。
金銭のかからない手段を想定していますので、時間はかかると思います。
現状では、二年を目途にしております。また、その後何かありましたら、随時追加していく予定です。
御存じの通り、2chに関しては、その存続などが不透明な状況にあり、多くの犯罪の温床になっていることなどから、
比較的早く情報開示の手続きの簡便化・高速化がおこなわれる可能性もあります。
それらを見つつ、地道にやってまいります。
ちなみに、私は2chに書き込みをしたことは一度もございません。そんな危険なことはいたしません。


3.短歌の匿名批評について


本来はこのことを議論するのが目的でしたが、今回の件を勘案すると、ほぼ成立しないであろう、と考えます。
特に、顕名者と匿名者の間の議論においては、匿名者側が「罵倒に近い言葉を使っても問題ない」「いくらでも文章の改訂が可能である」「いざとなったら逃走できる」など、
モラル違反の行為をフリーハンドで行うことができます。
今回の件でも、「結社ひとり」は何度も文章を改訂し、その旨一般告知せず、議論を行おうとしてきました。
これでは、議論を成立させるのは不可能です。
難点を指摘した場合、それを文章ごと消去される可能性があるのでは、徒労感のみしか生まれません。
私としては無視せざるを得ない、という判断になります。


匿名とモラルが両立するかどうか、匿名を希望されるかたは顕名の場合よりも
より厳密にモラルを守るべく努力されるべきだと思います。



4.その他


本案件での弁護士費用は、歌集五冊分程度でした。
私としては、揉め事には速やかに弁護士を入れることをお勧めいたします。


以上でございます。

12.6.2,0:41文章を改訂いたしました。現在は第二版となります。
「結社ひとり」に対して、大幅に配慮いたしました。