2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧
『HER』はマンガ。 このマンガがすごい2011一位(オンナ版)。 6人の女性の生活と意見。 なかなかに生臭い。 生臭いのが好きな人と説教されたい人にはお勧め。 私はあまり好きではなかった。 だって、ろくな男でねえんだもん。 ちょっとアンフェアだよなあ、と…
『卵をめぐる祖父の戦争』は小説。 このミス海外3位。 傑作。 舞台はレニングラード包囲戦さなかのレニングラード。 食物が払底するなか、飢えで苦しむ主人公15歳(男)は、ある失敗をしてしまい、 銃殺刑に処せられそうになる。 が、ソ連軍大佐にある条件を与…
今日ぐらいは世界が平和でありますように。
ミステリ。このミス3位作品。 七ヶ国語を操る語学の達人・斉木が探偵役の連作短編集。 斉木は世界の各地で様々な謎に立ち向かう。 高潔な文体が魅力的。 本書は五編の短編からなるが、 第五回ミステリーズ!新人賞を受賞した「砂漠を走る船の道」が 小説とし…
歌集『薄い街』(佐藤弓生)は今週初めにいただきました。 ありがとうございました。 十首選 透明な指たちにぎりあうまひる春の墓場の花のこみちに 背後から乗られて吐いた春の気の これが亀鳴く声なのかなあ もうながいこと逆立ちをしていないあたまつっこむ…
『のだめカンタービレ』#25は最終巻。 みんなでオペラをして、くっつくべき人々はくっつき、大団円。 一時代を作り、綺麗に終了。 少女マンガのほうが後味いいのはなぜだろう。 (KC KISS)" title="のだめカンタービレ(25) (KC KISS)">のだめカンタービレ(25)…
http://www.norway-mori.com/index.html 観てきました。 以下、映画未見のかた、原作未読のかた、ネタバレしてますのでご注意ください。 よござんすね? 基本的に良かったと思う。 ショートカットが多すぎて、原作を未読もしくは一読ぐらいのかただと 何がな…
今年もお待ちかね、このミス発売である。 今年はベストテン中、 日本は一位、四位、六位の三冊、 海外は一位、四位、七位、九位の四冊が既読であった。 骨無しミステリ読みの面目躍如といった成績である。 まあ、一位は下馬評でなんとなくわかるもんで。 読…
盛岡にはプリン大王という芸術家がいて、絵も描けばプリンも作っている。いまそのプリンを食べて休憩中。 こんなふうにプリンをどこかに入れた絵を描くことを信条としていらっしゃる。 プリン同盟というのもある。
歌集『はるじょおん』(荒井直子)は今月初めにいただきました。 ありがとうございました。 10首選 笑い声 ハ行変格活用の「エヘヘ」が君には一番似合う お向かいの席の人がいじわるなのかやさしいのかも見分けられない 「建ぺい率」とか言っとけば気に入って…
山下達郎ってやっぱり凄いわあ。 Jリーグ優秀選手賞 http://www.j-league.or.jp/awards/2010/playerlist.html 格好いい写真ばかり。
ミステリ。傑作。 漱石の『坊っちゃん』の続編として書かれる。 『坊っちゃん』から三年後、「坊っちゃん」は自分が東京へ帰ったその日に 「赤シャツ」が自殺したことを知る。 何かがおかしい、と直感した「坊っちゃん」は 「山嵐」と共に再び四国へと戻るの…