2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『青い星まで飛んでゆけ』

『青い星まで飛んでゆけ』はSF短編集。 作者の小川一水は、現代日本SFを背負って立つ存在である。 伊藤計劃が生きていたら、と思うが、それは言ってはいけないことですね。 私は円城塔や冲方丁や西浩紀は嫌いなので、貴重な存在です。野尻抱介がマジメに書い…

カズ

ヴェルディのときのカズは嫌いで、 讀賣に代表される腐った世代の手先だろうと感じていて、 W杯で代表に落選したときはざまあみろと思っていた。 でも海外に挑戦して上手く行かず、 よくわからないけどサンガにまで来てくれて、 いつまでたっても辞めないで…

『もやしもん』#10&フクシマ

『もやしもん』#10はマンガ。 農大マンガという新ジャンルを開拓。 今回は某国旅行編。某国を列車や車で移動しながら 某国の食文化を紹介していく。 ストーリー的にも実は大きな変換点なのだが、 実は主人公はまだ一年生で、すでに10巻を費やしているに過ぎ…

批評会in京都 「奇跡の土曜日」について

さる3月26日の土曜日に京都で私の第一歌集『地球光』の批評会が開催されました。 今日はそのご報告をいたします。 まず、二点、最初に作者として確定させておかなければならないことがあるとわかりましたので、 それを記しておきます。 1.『地球光』のタイト…

ただいま!! 奇跡の土曜日をありがとうございました。 明日、詳細を書きます。

近況in盛岡 Day.15

東北新幹線復帰には一月程度かかるとのこと。 日本郵便のみ配送される。よくわからないマンパワーがあるのか。クロネコや佐川はそろそろらしい。 ただし、アマゾンではまだ東北は未配地域。 正直疲れた。 疲れる主な原因は福島。東工大の牧野先生の考察*1が…

『へうげもの』#12

『へうげもの』#12はマンガ。 この12巻は神巻。 古田織部を主人公にしたマンガ。 12巻は慶長の役から秀吉の死まで。 『へうげもの』#12は以下の二点で圧倒的に素晴らしい。 一つは、これまで韓国への過剰な配慮から、 フィクションではあまり描かれることの…

『将棋の子』

『将棋の子』はノンフィクション。 講談社ノンフィクション受賞作。 傑作。 プロ将棋界には鉄の掟がある。 プロ四段になるには、奨励会三段リーグを突破しなくてはならない。 そして奨励会には年齢制限がある。 どんなに才能のある人間でも、どれだけ将棋に…

近況in盛岡 Day.12

たぶん、風邪ひいた。食生活最悪だからなあ。ビタミンC取る。 福島のひとは差別に怯えているみたい*1だが、そういうことをするやつは以降人間認定から外す。 つうか、今程度のカウントの牛乳や野菜なら、私は食べるね。 秋田新幹線の本数を考えると、金曜は…

『君に届け』#13&近況in盛岡 Day.11

『君に届け』#13はラブコメ。 恋人同士が、指先が触れたり、下の名前で呼び合ったりするイベントだけで 13巻の半分以上が費やされる。 残りは修学旅行の準備。 この調子ではなにかがどうにかなるまで 何年かかるのだろうか、とたちくらみに似た感覚を覚える…

近況in盛岡 Day.10

盛岡晴れ 盛岡駅発着列車がいろいろ増便 東京への高速バスも復活 盛岡はほぼ完全復活。 科学リテラシーの無い人が、反原発団体・個人のサイトを見て動揺しているようだが(某原子力資料室やら某武田やら)、そういう人はまずは早野教授のツイッターhttp://twit…

近況in盛岡 Day.9

かなり冷え込んでいる。被災地に灯油を毛布を。 『地球光』批評会は中止となりました。最後まで可能性を探っておりましたが、断念いたしました。もうしわけありません。 代替として、3/26夕に京都で小規模な読書会を行います。京都周辺在住のみなさまにはメ…

近況in盛岡 Day.8

安西先生、批評会、したいです。。。 秋田新幹線 盛岡-秋田開通 花巻空港-羽田臨時便一日ニ往復 昨日の雪が氷に変りすべりまくり 大通りに使い捨てコンタクトを買いに行く。 当然ながら全く入荷の時期がわからないとのこと それでもコンタクトを10日分もらう…

近況in盛岡 Day.7

地震から一週間が経過。昨晩は大雪。岩手の自然は無理ゲーすぎる。 郵便物が全く届かない。むろん塔も。多分こちらから送っても無理なので、今月は強制欠詠。歌はもりもりできるので、風炎集とかやらしてほしい。気合いれてやりますぜ。総合誌の編集者でこれ…

近況in盛岡 Day.6

3/16 東北本線 盛岡-花巻まで復旧 昨夜は雪だったようで、少しばかり積もっている。沿岸部も冷えたようで、本当に自然はむごい。 盛岡駅前はタクシーばかり。駅ビルは閉まっている。 岩手医科大学付属病院は通常診療 ただし、エスカレーター・過度の暖房は停…

近況in盛岡 Day.5

3/15現在岩手県内電車は全て不通。 岩手の中心部を南北に貫く北上川沿いの都市地帯(一関-北上-花巻-盛岡)は被害が少ない。圧倒的に沿岸部の被害が激しく、この北上川沿いの地帯から沿岸部へ補給する、という状況。補給は公的機関は当然だが、親戚・実家を沿…

近況in盛岡

3/14現在、盛岡発着の電車は全て停止。 東京へのルートは、秋田空港までタクシーのち空路で羽田が現実的かつ可能。批評会出席可能です。 コンビニは一軒だけ開いているのを確認。 近所のスーパーに買出し。今週末までの食糧や予備電池を確保。 ただし、店は…

『山伏地蔵坊の放浪』&近況

『山伏地蔵坊の放浪』はミステリ短編。 安心の有栖川有栖ブランド。 小さいトリックを有効に使った短編七編。 山伏地蔵坊が毎週土曜日に、あるバーの常連に奇妙な探偵話をするという趣向。 『黒後家蜘蛛の会』みたいな感じ。 あっさり読みたいひとむけ。山伏…

11時現在無事です。停電断水断ガスですが貯蔵で3日は大丈夫。盛岡は被害少ないし対応も早いです。 17:00更新 先ほど電力が復帰したため、ネットにパソコンで繋がることが可能になりました。 盛岡は大丈夫です。 亡くなった方々に哀悼の意を表します。また、…

無事です

『ハコネコ』

『ハコネコ』は写真集。文庫。 猫という生き物は全生物の中で最も完成された姿形を誇るが、 狭いところに嵌りたがるという実に奇妙な習性をもつ。 多分安心するのであろう、知人の猫は阪神大震災のあと テレビの後ろから一日中出てこなかったそうである。 と…

『リストランテ・パラディーゾ』

『リストランテ・パラディーゾ』はマンガ。 傑作。 オノ・ナツメの出世作。 いろいろあって、オノ・ナツメは全部揃えることに決めました。 オノ・ナツメ、BL棚に置いてあって、買うのは大変ツラいんですけども。 結論から言うと、イタ公パネエ、という話。 …

『啄木』

『啄木』は評伝。 啄木満二十二歳の再上京から満二十六歳での死に至るまでの評伝。 著者は歌人なので、歌の良し悪しを色々判断しているところが面白い。 個人的には啄木嫌いの私であるが、ヤツがそばにいたらきっとカネを貸してやったろうとは思う。 思って…

『花のズボラ飯』

『花のズボラ飯』はマンガ。 傑作。 大傑作マンガ『孤独のグルメ』*1の久住昌之が原作、 可愛らしい絵柄の水沢悦子が画の、食マンガ。 夫の「ゴロさん」が単身赴任中の ちょっとさみしい妻「駒沢花」(30) *2が ひとりでテンション高くズボラに作る「ズボラ飯…