2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

追悼

ときどきは呼吸のようなことをしてアクエリアスを飲むのもいいね(笹井宏之) 彼の歌は像が焦点を結ばぬように意識をむける奇妙な作りの歌が多いように感じ、 しかしながらそれは本人世界ではある程度の完結を伴っているのだと説得されると このご時世ではあま…

塔1月号

特集は『短歌の今を考える』ということで、10人の論が並んでいる。 その中で最も良かったのは、花山周子の『経済的事情とクオリティーの問題』。 「歌人が歌人たる所以は歌集を出版していること」であるという「セオリー」下では 昨今の不況下において単なる…

パブロ・ネルーダ

チェ・ゲバラの遥かな旅 (集英社文庫)作者: 戸井十月出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/10/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (22件) を見る 「世界偉人伝チェ・ゲバラ」としてはなかなかの出来。 詩人パブロ・ネルーダの詩…

Hasta Siempre Commandante-Buena Vista Social Club

チェ

http://che.gyao.jp/ 今年最初の映画『チェ 28歳の革命』観てきました。 山岳ゲリラ戦と市街戦を淡々と鑑賞。 全編スペイン語のなかに混じるたまの英語が実にスカした響きなのが面白い。 観劇後、葉巻を買おうと思うも葉巻屋は休日で閉まっていました。残念…

風通し その1

各一首選 蕪畑 ぼくらの降りたバス停が錆びているのは初めてじゃない(我妻俊樹) 手品師の右手から出た万国旗がしづかに還りゆく左手よ(石川美南) おもむろに君は小枝をひろいあげかわいた音を冬にかえした(宇都宮敦) 「アセトンに浸けたろか」的なツッコミが…

謹賀新年

謹賀新年 本年もよろしくお願い申し上げます。