近況in盛岡 Day.5

  • 3/15現在岩手県内電車は全て不通。
  • 岩手の中心部を南北に貫く北上川沿いの都市地帯(一関-北上-花巻-盛岡)は被害が少ない。圧倒的に沿岸部の被害が激しく、この北上川沿いの地帯から沿岸部へ補給する、という状況。補給は公的機関は当然だが、親戚・実家を沿岸部にもつ方々が物資をもって果敢にアタックしている状況。県道などの下の道を使っているようだ。
    • ところが、何度もツイッターなどでいっているようにガソリンの補給がない。本当に払底していて、開いているスタンドも先着500人一人1000円分まで、などの状態である(盛岡市)。
    • 岩手は車がないと生活できないので、このままでは、郊外に住んでいる人々の生活にも黄信号が灯る。
    • ガソリンがないということは灯油もない、ということで、暖を取れない家庭も出ているようである。
  • 盛岡市内中心部はその点もともと商店街が生き残っていることもあり、残存物資なども比較的豊かである。新聞も配達されている。昨日は少年ジャンプも買えた(さわや書店の底力である。)。私個人が不自由を感じることはおそらく今後もないであろう。
    • このように、家・電気・水道・ガス・食糧・予備、すべてそろえたフル装備の状態にあるが、疲労がいつもより多い。
    • ひとつは余震の多さ。もう殆どずっと揺れ続けている状態で、震度1はラジオもスルーしている。震度3にいたってようやく放送している。
    • そのためか、立っていると足が震える。
    • もうひとつには、自然と興奮しており、アドレナリンが必要以上に出てしまっている可能性が高い。筋肉痛というか凝りがきつくなっている。
      • フル装備の私でさえこの状況であるのだから、避難所の皆様やまだ救出を待っている皆様の疲労は想像を絶する。彼らが自力で何か(たとえば、救出作業など)をやれる状態にあるとは思えない。おそらく、時間的に限界はとっくに超えている。避難所では毛布一枚にも事欠くとのことである。急がないと生命自体が危険である。
  • 個人的には、持病のクスリが払底している。明日病院に行くのだが、そもそも診察を受けられるかどうか自体不明である。クスリがないとパフォーマンスが激減することも考えられるので、やや不安である。