短歌甲子園2013

8/21-23と短歌甲子園がありまして、
私は今年も審査員を務めました。
以下、その報告です。

  • 去年のブログ*1
  • 詩客での時評*2


今年は、開会式はパスして、審査からの参加でした。
年々参加校が増え、予選突破も難しくなってきているようです。


大会会場ののぼり。


1日目は、団体一次リーグ。三校のうち一校のみが2日目の決勝トーナメントに進めるということで
かなりシビア。
今年は、題が「頬」「握る」「築く」で、結構難しかったと思います。
「頬」では相聞が多くて、リア充ええなあ、と羨ましかったです。
三校みつどもえなので、1勝1敗で並ぶことがあるわけですが、
その時は全勝敗→総得点で決めます。
もちろん、可能性としては総得点でも並ぶ場合がありうるわけで、
準備はしてあるものの、まさかないだろう、と思っておりました。
その場合は、その場で即詠(自由題)、大将一騎打ちです。
ハードですよね。


ところが、今年は「そのまさか」が起きました。
盛岡第一(岩手)と東日本国際大学付属昌平(福島)が完全に並んだのです。
私は、大将戦の審査担当だったので、驚き、かつ、緊張しました。
大将戦は実に名勝負でした。結果は昌平高校の勝ち。
負けた盛岡第一も、2日目の敗者復活で甦ったのは見事でした。


その後は交流会。
ここでは毎年、岩手の高校生が、民俗芸能を披露してくださいます。
今年は、伊保内高校の江刺家神楽「三宝荒神」でした。
素晴らしかったです。圧倒されました。
御神楽にも「神楽甲子園」という大会があるそうで、機会があればぜひ見たいです。


激しく舞う江刺家神楽


二日目は決勝トーナメントと個人戦
私は決勝戦の審査担当で、身が引き締まりました。
今年も1-1となって大将戦での決着でした。
決が出た瞬間、学生さんが顔を覆われたことに心を打たれました。
お疲れ様でした。
優勝は旭川商業高校、準優勝は秋田高校でした。
深紅の大優勝旗」(はないですが。。)が、ついに津軽海峡を超えました。


今回の大会は、短歌総合誌でも詳細が報告されるようです。
そちらでは歌の引用も行われると思いますので、お楽しみに。


短歌甲子園弁当は31種類の具材で出来ているとの噂。