大仏破壊


ビンラディン、9・11へのプレリュード 大仏破壊 (文春文庫)

ビンラディン、9・11へのプレリュード 大仏破壊 (文春文庫)


文庫。
9.11テロに先立つバーミヤンの大仏破壊についての「ノンフィクション」。
臨場感あふれるタッチでタリバン政権の変質がその極点に達したことのいわば象徴として大仏破壊に至る過程を細密に描写。
ビン・ラディンによる現代「国盗り物語」は、アルカイダ側からの証言を欠いた上でタリバン側の証言により再現されるため、
不透明感とおぞましさ、それにある種の魅力を付与するものとなっています(ある意味「神話化」してしまっている)。
でもまあ、端的に面白かったです。


まあ、アフガニスタンの歌なんてもう流行らないんでしょうけど。
そろそろ9.11あたりをネタにした歌は総括しても議論が生煮えにならない時期になっているんではないかなと思います。