スカイ・クロラ

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スカイ・クロラ (中公文庫)

スカイ・クロラ (中公文庫)


見てきました。その後、原作読了。
以下ねたばれあり。

  • CGが凄い。町並みやメカメカしたところの質感など。
  • おおむね原作通りの展開だが、ラストの殺す・殺される側の配役が異なる。
    • 賭けてもいいが、これは原作のバージョンのほうがよい。
    • このようなオチにするのが押井守の作家性のあらわれなのだとすると、もう少し謙虚になったほうがよかったのではないかと思う。
    • あと、やっぱり犬が出てくるが、個人的にあの犬種は嫌いなので、あまりいただけない。
  • キルドレなる「永遠のこども」の設定は、幼児として描写したほうが異常性が増して印象深かったのではないか、という印象。
  • 原作は、ここのライトノベルの書き方*1そのままであることに留意したい。
  • 空戦が綺麗な戦争になるのはわりとあたりまえで、観客としては美しい数々の兵器の蕩尽を堪能できるわけだが、肉体の蕩尽である陸戦、特に泥濘のなかの撤退戦みたいなのをCGでやりたがる変態は、どうも出てこなさそうだ、と思った。
    • つまり、CGは醜いものに奉仕することはなく、そんなのは実写にまかせておけばよい、ということなんだろう。