ダークナイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/
全く気分がすぐれないので見に行った結果、毒をもって毒を制す、という結果に。
尾篭な話で申し訳ないのだが、最初のうちトイレを我慢しながら見るという最悪の滑り出しも、映画がキすぎていて途中で忘れてしまうことに。長い映画なんだがクレジットまでもちました。
今年度No.1。
以下ねたばれ。
- なにしろバットマンが脇役。
- まさしく「コインのごとく」入れ替わる善と悪の部分が真のみどころ。「two face」が出てくるまでが前座なんだもんな。
- ヒース・レジャーの"ジョーカー”の狂いっぷり。くちゃくちゃ言っているのが夢にでそう。
- 傷の話は聞きたくありません。
- もちろん金を燃やすところ。資本主義の超克。バットマンの正体がスーパーセレブなのと好対照。こうもり野郎の完全否定。"ジョーカー"がアンチ・ヒーローとしての輝きを示すのは、「世界を燃やしたい」という人々の暗い欲望を体現しているからに他ならない。
- その意味で、この映画がウケるのは、世界の安寧にとっては危険であるかもわからない。ガス抜きにもほどがありますよね。