『後水尾天皇』

後水尾天皇の評伝。面白かった。
まだ徳川幕藩体制が始まったばかりの家康末期-家光の時代を生きた天皇・院。
京都に「寛永文化」を創出せしめた天皇で、
「後鳥羽院以来」の歌好きとして知られる。
二千首ほどを残しているらしい。
そのほか、修学院離宮を造営したことが有名。
長命で、昭和天皇に次ぐ齢を生きた。
江の娘と政略結婚しており、
来年の大河ドラマでも出てくるかもしれない。
というより、この評伝を読んだ後では主役後水尾天皇でもいいんじゃないか、
という気もした。まあ、恐れ多いのかな。

あと関係のないところだが、かの沢庵が山形上山に配流、というトピックがあって、少し反応した。

後水尾天皇 (中公文庫)