『空白の五マイル』
『空白の五マイル』はノンフィクション。
開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
チベット高原の東端に世界最大のツアンポー峡谷が存在する。
峡谷を造ったツアンポー川はしかし、現在にいたるまで
人間の侵入を拒んできた。
数々のチャレンジののち、残った未踏ルートの五マイル。
そこに誰も見たことのない巨大な滝が存在する、と囁かれていた。
著者の角幡は単独行で「空白の五マイル」に挑むことを決意する。。。
非常に面白く、一気に読んだ。
文章・構成が抜群に上手く、読ませる。
傑作認定しないのは、やや尻すぼみなため。
ただし、これは私個人の印象なのであしからず。
二時間ヒマをつぶしたいなら、これは絶対のお勧めである。
なお、著者の角幡は私と同い年である。
深く尊敬する。
- 作者: 角幡唯介
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/11/17
- メディア: 単行本
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