『空白の五マイル』

『空白の五マイル』はノンフィクション。
開高健ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。


チベット高原の東端に世界最大のツアンポー峡谷が存在する。
峡谷を造ったツアンポー川はしかし、現在にいたるまで
人間の侵入を拒んできた。
数々のチャレンジののち、残った未踏ルートの五マイル。
そこに誰も見たことのない巨大な滝が存在する、と囁かれていた。
著者の角幡は単独行で「空白の五マイル」に挑むことを決意する。。。


非常に面白く、一気に読んだ。
文章・構成が抜群に上手く、読ませる。
傑作認定しないのは、やや尻すぼみなため。
ただし、これは私個人の印象なのであしからず。
二時間ヒマをつぶしたいなら、これは絶対のお勧めである。


なお、著者の角幡は私と同い年である。
深く尊敬する。

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む