『愛がなくても喰っていけます』

『愛がなくても喰っていけます』はマンガ。


よしながふみが、よく理解できないプライベートを明かしつつ*1
東京の旨い店(一万あれば十分、要予約)でなにか喰っているマンガ。
はい、面白い。


よしながふみは傑作グルメ&ホモマンガ『きのう何食べた?』を連載中であり
(『西洋骨董洋菓子店』という歴史的お菓子マンガもものにしている)、
その食へのこだわりは素晴らしいものがあるわけだが、
本作はその原点を明かしている格好になっており、興味深い。


よしながはあまり絵が上手いわけではないが(丁寧ではある)、作中の食べ物はみな旨そうである。
これは見せ方が上手いのと言葉の喚起力を非常に有効に使っているためである。


まあ、何がいいたいかというと、腹が減る、ということであり、
タイトルは端的に素晴らしく非の打ち所が無い。
わたしもよしなが先生を見習い、食への愛を貫いていきたいと思う次第。


愛がなくても喰ってゆけます。

愛がなくても喰ってゆけます。

*1:まあ半分虚構なんだろうが