『おやすみプンプン』#9と3.11後の世界
『おやすみプンプン』#9はマンガ。
傑作。
『おやすみプンプン』は生き難い人間とうまく運ばない恋愛がテーマである。
しかし、3.11が起きてしまった。
瞬間的にだけだが、個人的な価値が危険にさらされたのである。
しかし、浅野いにおは、素早く反応し、キャラクターにこう言わせている。
…あたしは何が起きてもスタンスを変えるつもりはないし、今まで通り自分ののためにしか行動するつもりないし、そういう安易な助け合い精神を強要してくる奴らのウザさったらないわ。
放射能なんかにびびって逃げ出すくらいなら東京と心中してやるよ。
連載中の多くのマンガが3.11をなかったことにして進行するなか
ストーリー中に3.11を入れてきたマンガの中では、多分ベストだと考える。
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: コミック
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