キンドルさんとわたくし

業界では10年くらい電子書籍元年が毎年やってきていたらしいですが、
わたくしはようやく頑固な物理の孤塁から爪先を電子に踏み出した、ということで、
個人的には象徴的な年となりました。


短歌への影響その他の正式な考察は、某所にて書きます。本稿エントリでは、だらっと書きます。


最初に結論をいえば、
もう物理だと仕事ができない、ということです。
本職のほうでは、論文検索システムが確立し、必要な新しい論文もほぼ自動で入手できるわけで、
時間はアイデアとかロジックとか実験とかに振り分けられるのに、
なんでこっちは、
テキストそのものを入力せなあかんの、とか、
プライオリティないんか、とか
主要商業誌は過去のデータを公開すべきなんじゃないのなんでこちらが図書館に申請せなあかんのか、とか
思うところがありまくりなわけです。


だって、資料集めって創造的な行為ではない、でしょう?
まあ、この発想は理系っぽいのかもしれんけども。


そこに時間をかけられることを誇ってもらっちゃあ困る、という気がいたします。暇なんかね。
ほいでまあ、個人的には時間には限界がある、というわけで、
じゃあそろそろ物理を捨てるしかないな、という結論は必然でございました。


とりあえず、今はキンドルで再購入して再読、っていうのをやっております。
新刊や新刊雑誌がすぐに電子で出る世の中になるといいですね。Newsweekを見習って欲しいです。