今年の漫画三冊
私思うに、日本国はピークを過ぎたという言説は妥当でありうる、と思いますが、
そうであるにせよ、あるいはそうだからこそ、文化的な領域ではこれからがむしろピークである、可能性が歴史的にもあります。
実際どうかはわかりませんけども。
第三位:『さよなら絶望先生』#30
- 作者: 久米田康治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/08/17
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 278回
- この商品を含むブログ (63件) を見る
長期連載の最終巻で、病的にオチが付けられました。
わりとスルーされているような雰囲気がありますが、平成を代表する漫画です(たぶん)。
第二位:『へうげもの』#15
- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/07/23
- メディア: コミック
- 購入: 7人 クリック: 106回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
戦国-家光までは前世紀までに膨大なフィクションの蓄積がありますが、
今後は、この漫画を勘案しなければおそらく成立しません。
第一位:『機動戦士ガンダム サンダーボルト』#1
機動戦士ガンダム サンダーボルト (1) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 太田垣康男,矢立肇,富野由悠季
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/10/30
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 186回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
このエントリ*1をよろしくどうぞ。
『ムーンライトマイル』の廉価版が最近出ているのでまた買って読んでいますが、
ゴローが国産ロケットで月にリトライし、ムーンチャイルドが生まれるまでは、完璧な漫画だと思います。
そのあとの、しつこいグダグダも価値があるものだと思いますが、
漫画のイノチは即興性に依るところが大きいので、
ひとやすみして、『サンダーボルト』を描くのは大正解。
アニメになるのなら、BDを買ってもよいです。