『ギャンブルレーサー』とわたくし

ギャンブルレーサー 39 (モーニングKC)

ギャンブルレーサー 39 (モーニングKC)


『ギャンブルレーサー』はギャグマンガ
テーマは競輪。
主人公の関優勝は競輪選手だがダメ人間で、
競輪以外の公営ギャンブル、とくにボートに熱中している。
モンキーターン」のような爽やかさはゼロ。
しかし、キャラは二頭身で、じつは可愛らしい絵柄であり、
汚くてダメなオヤジに愛嬌が出てくる。


学生の頃、安くて量が多いだけの食堂に、これが山積みされていて、
そこにある分だけ読んだ記憶があり、なにしろ面白かったわけです。
それで、最近キンドルさんに貢いでいると、『ギャンブルレーサー』が
全部電子化されとるやないですか。
さっそく買って読んでみると、やっぱり面白い。
意地汚い関のオヤジが、だんだん年をとって衰えていくんだけれども、
やっぱりずっと意地汚いところなど素晴らしい。
こういうのを、「サーガ」とよぶべきで、
別に呪われた血統とか、隠滅された殺人とか、田舎の殺伐とした習俗とか、いらんのです。


キンドルさんは、昔の傑作をきちんと出してくれるのでとてもよいです。
私は、『銀河鉄道999』のキンドル版が出たら買いますね。