映画

インセプション

複雑な「夢」のルールを丁寧に描写しつつ、 映画に必要なドラマやアクションを全て盛り込んで破綻していない映画。 ラストも秀逸。 私は『ダークナイト』の方が上だと思うが、『インセプション』もいい映画だ。 サイトーが帰ってこれてよかったよ。

ハート・ロッカー

http://hurtlocker.jp/ 米軍のイラク爆弾処理班の話。 荒廃した都市と砂漠で地味に戦闘がおこなわれる。 「正義」などのお題目がかけらも出てこないことに好感。 "War is a drug." これが全て。 物語性はなく、淡々と人が傷つき死ぬだけ。表現されるのは戦場…

インビクタス

http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/ クリント・イーストウッド&モーガン・フリーマンだったが、標準作。 でもまあ、モーガン・フリーマンのネルソン・マンデラの説教には説得力があった。

2012

http://www.sonypictures.jp/movies/2012/ 太陽が活発になりニュートリノが活発になり地球の内部が活発になってその表面はカタストロフになるのがマヤ文明の予言にあるとおり2012年であった、というお話。 CGがふんだんに使われているが、インパクト的なもの…

イングロリアス・バスターズ

http://i-basterds.com/ クエンティン・タランティーノの新作。素晴らしかったです。 グロ耐性がある人はぜひとも見るべき。 敵役のSS大佐が出色。って、これでカンヌの男優賞獲ったんですね。どうりで。 ブラッド・ピットは、おかしい人をやらせるとどうし…

グラン・トリノ評(転載)

老い方 月に一度は映画館に映画を観に行くことにしている。先日観たのは『グラン・トリノ』。クリント・イーストウッド監督・主演の作品である。良い映画だった。偏屈な老人ウォルト・コワルスキーを演じるイーストウッドは輝いていた。何の輝きか。スタイル…

ヴィヨンの妻

http://www.villon.jp/ 傍迷惑な夫婦の物語。 浅野忠信がダメ作家で松たか子がその健気な妻ということになっていて、 ダメな夫と鈍い妻がなにかと周囲を混乱に陥れる。 この似合いの夫婦に勝てるのは唯一女給の広末涼子のみ。髪型と眼鏡がポイント。 浅野忠…

レスラー

http://www.wrestler.jp/ 観劇。衰え果てたレスラーの「人生の物語」。ヴェネチア金獅子賞。 定型的なエピソードを積み重ねてクライマックスを迎える出来た映画。 気分を暗くしたいマゾっ気があるひとにはお勧め。 ハム切り機にパンチをかますところがポイン…

田園に死す

you tubeに寺山修司の映画『田園に死す』の冒頭が落ちてました。 あらすじはこんな感じみたいです*1。 …あんまり見る気しないなあ。 最近、寺山は歌のほうでも特集や言及をみかけないですね。 *1:http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD18279/story.html