『赤朽葉家の伝説』

旧家赤朽葉家の女系三代記。『百年の孤独』の香りが漂う。
千里眼の祖母・万葉、レディースで漫画家の母・毛鞠、語り手のニートの孫・瞳子が紡ぐ、山陰地方の町の栄枯盛衰が本書。最後に突然ミステリになるところがユニーク。例えば『シンセミア』みたいにするのもアリだったと思うのだが。かなり面白かった。


赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)

赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)