2010-11-12 『赤朽葉家の伝説』 旧家赤朽葉家の女系三代記。『百年の孤独』の香りが漂う。 千里眼の祖母・万葉、レディースで漫画家の母・毛鞠、語り手のニートの孫・瞳子が紡ぐ、山陰地方の町の栄枯盛衰が本書。最後に突然ミステリになるところがユニーク。例えば『シンセミア』みたいにするのもアリだったと思うのだが。かなり面白かった。 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/09/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 66回この商品を含むブログ (68件) を見る