『長崎 唐人屋敷の謎』
『長崎 唐人屋敷の謎』は新書。
長崎といえば出島。
鎖国時代の貿易といえばオランダ、というのが常識だが、
実は清との貿易量のほうが上で、
出島よりも大きい「唐人屋敷」で行われていたんだぜ、というもの。
浮世絵にたくさん描かれている、とか
生老病死のすべてがおこなわれた、とか
豚をどのようにして食べたか、被差別民と隠れキリシタンを含めたシステムの構築、とか
日本三大遊郭があって、清の遊び人がわざわざ女遊びのために長崎にきていた、だとか
いろいろ。
妄想を膨らませるコネタ満載。
もう少し「歴史」として語ることができていればより良書になっていたと思います。
- 作者: 横山宏章
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/06/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (3件) を見る