昨日のJ1反省会

昨日挙げた4試合を中心に個人的反省会と今後の展望など。


1.名古屋1-2浦和


FWにタレントのいない浦和が、中盤のマルシオの飛び道具とPKで勝利。
昔の代表のようである。
名古屋はやはり勝負弱い。ケネディがいない、というのは言い訳。
ともかく勝ったのは浦和で、浦和は優勝を目指すべきである。
それがチームを成長させるからだ。


2.柏1-1鳥栖


アウェイで初の勝ち点1を取った鳥栖の実質勝利。
しかも追いついてのドローだから評価は高い。
次節5/3は今期負けなしのホームで仙台戦。
おそらく、仙台サポ以外全員が鳥栖を応援するだろう。
ぜひとも、仙台を止めて欲しい。
柏はACL一次リーグ最下位と、今節のドローで、
二兎を追って失敗したことがほぼ確定した。
14位と沈み降格ラインも近づく。
次節はACLのあと5/6に二位広島戦。
厳しい日程と厳しい相手。正念場である。
こういうときには主力がケガをしやすい。
ターンオーバーできるぐらいの大補強をすべきであったが、
今となってはもう遅いか。。。


3.鹿島5-0ガンバ


ドゥトラを入れたシステムが完璧に動き、
遠藤、柴崎といった若い中盤も躍動し、
なにより大迫が2G1A。鹿島完全復活である。
五輪期間は苦しくなるが、鹿島はこれから走るだろう。
王者鹿島ゆえに優勝可能性もわずかだが出てきた。
大迫のような逸材をきちんと育てられる、というのは
鹿島は流石である。
大迫にはブラジルW杯代表入りとスタメン奪取を期待する(五輪でも頑張れ!)。
ガンバはアウェイということもあり、負けは覚悟していたはずであるが、
この夢スコア負けはショックである。
まずGKは変えるべきであろう。今野が全く機能していないDF陣も整理する必要がある。
再び降格圏に落ちたガンバ。ACLはもう目がないので
これは捨て去り、プライドも捨ててまずは残留へ
チームを立て直さなければならない。
倉田秋は使われないのならセレッソに帰りたいのではないか?
監督交代も当然考えるべきである。


4.横浜3-1神戸


ダメ対決は横浜に軍配。
戻ってきた谷口投入でゲームが別のものになった。
初勝利は嬉しいところだが、降格危機はまだ続く。
次節の浦和、次次節の札幌は組み合わせの妙。
この連戦で勝ち点3以上を目指したいところである。
負けた神戸はなぜか勝ち点が9もあるため13位にいるが、
内実は悪い。FWの田代負傷も大きい。
そしてさっそく、西野朗への監督依頼交渉開始、
というニュースが出てきた。
西野はこんな火中の栗は拾わないと思うがどうなるか。


他の試合。
1.東京0-1清水:清水は9人になりながらも勝利。東京はACLに力を注ぐべき。
2.大宮2-1札幌:降格ラインは今7なので札幌はまだノーチャンスというわけではないが、もう勝つイメージを誰も持てずにいて、降格は決まり、というのが暗黙の了解になっている。大宮は運が良すぎで、次節神戸次次節ガンバ、である。貪欲に勝ち点を狙うべきである。
3.新潟0-1仙台:終了間際の疑惑判定でPK勝利の仙台。私も動画を見たが、DFの右手が確かに腰に回っており、厳しい判定だが、これを取る審判は居るだろう。カードがばら撒かれていたゲームなのだから、注意すべきであったともいえる。新潟サポは決して納得しないだろうが。仙台は独走の可能性が出てきたが、この勝ちで悪役になった。次節アウェイ鳥栖でもヒールに徹することができるか。新潟は降格圏に落ちた。なかなかいい話題がなく、次節も広島と難しい。毎年毎年主力選手を抜かれてもなんとかやってきた新潟だが、今年はついに、、、という空気も出てきたか。
4.川崎1-4広島:川崎は風間新監督ということだが、初戦ホームで完敗は恥ずかしい。稲本DFはない、と思う。広島は二位に浮上した。佐藤寿人も代表復帰したいだろうし、ここまで鳥栖戦以外はいい試合が出来ており、当然優勝を狙いに行くべきである。
5.セレッソ3-2磐田:久々に調子の良かった磐田だが、セレッソに止められてしまった。しかし3-0から二点返せるところも見せ、今後に期待は持てる。まだ先は長いのでチャンスは十分にあるだろう。


今後の展開
優勝争い:仙台が二位に勝ち点6差、得失点差でも圧倒、と独走気配。難敵鳥栖をきちんと撃破すれば、余裕も出てくる。故障者が目立ち始めたが、リャンの完全復帰も間近で、首位から落ちることはなかなかないだろう。本命:浦和、対抗:名古屋、穴:広島、大穴:鹿島といったあたりが仙台への挑戦者になるのではないか。
降格争い:札幌は決まり。新潟濃厚。残り一枠はどこになるか。守備崩壊のガンバ、初勝利で浮かれている場合ではない横浜、ACLでボロボロの柏、機能しない神戸、珍采配監督を迎え迷走気味の川崎、と全てに可能性がある。私は神戸を軸とした争いになると思う。