2007-01-01から1年間の記事一覧

A Day in the Life of Oscar the Cat

http://content.nejm.org/cgi/content/full/357/4/328 いまや世界で一番有名な猫になったオスカー君についてのソース。 NEJMも太っ腹で、この文章はfreeにしていました(アカデミック以外、普通は閲覧に10ドルとかそこらかかります。) 論文では通常みかけない…

トロイメライ(島田虎之介)

トロイメライ作者: 島田虎之介出版社/メーカー: 青林工藝舎発売日: 2007/07/25メディア: コミック購入: 8人 クリック: 33回この商品を含むブログ (53件) を見る 島田虎之介の最新作を読みました。 おそらくは幕末の剣豪からとったペンネームを持つこの漫画家…

文春

今月号の文藝春秋*1を立ち読みしていたら(主たる目的はオシム)、ふと気付くと短歌が紀野恵でした。 久々に読んだのですが、歌、変わりましたね。掲載紙の需要を考慮したのかもしれないですが。 時期的にそろそろ次の歌集なのかな?変化しているのならばその…

亜洲杯

なかなか波乱のアジアカップ2007です。日本の三連覇を祈って縁起物(前回大会ヨルダン戦PK)を貼っておきます。

『夏空彦』(大辻隆弘)

メディア: この商品を含むブログを見る 十首選 五十鈴川のみなもとふかく辿りきて高麗広(かうらいびろ)といふ字にあふ うまくない移民の歌におぼれゆくその誠実を疎むにもあらね ジャパン・ブルーといふ青を着る若者のさはさはせるに乗りあはせたり 脚長き月…

現代歌人協会賞

先週の火曜日に棚木恒寿さんの現代歌人協会賞授賞式に行ってきました。 場所は学士会館。古き良き「権威」の香りがほのかにただよう小粋な建物です。 年配の方々が多く出席されているのが強く印象に残りました。 現代歌人協会賞は第一あるいは第二歌集に与え…

駒猫

駒場キャンパスには多数の野良猫がおり、駒猫(こまねこ)と呼ばれています。この黒猫はそのうちの一匹。 駒猫は東大ローカルながらも古くから愛されてきた概念で、駒場や駒場に居た青春時代のポジティブな象徴として個々人のなかで扱われているようです。 実…

キムワイプ号

実験系には欠かせないキムワイプという高級ティッシュ*1があります。一切ホコリがたたないので、レコードマニアが持っていることも。 隔離された業界を彩るささやかなガジェットとでもいうべき代物ですが、 このたび某ゲーム上でペイント・カーとして生まれ…

現代詩手帳6月号

現代詩手帖 2007年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 思潮社発売日: 2007/05/29メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 特集が『岡井隆全歌集』完結記念討論会。思潮社刊だと、現代詩の雑誌で歌人の仕事を詩人や俳人が検討するという…

大仏破壊

ビンラディン、9・11へのプレリュード 大仏破壊 (文春文庫)作者: 高木徹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/04/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 24回この商品を含むブログ (33件) を見る 文庫。 9.11テロに先立つバーミヤンの大仏破壊についての「…

カープのナックルボーラー、フェルナンデスの動画。 愛しの巨体を震わせて100km/h前後の魔球ナックルばかりを投げまくる!! この球がなぜ打てないのか不思議です。 オマケ。カープの中継ぎ・林の変態スライダー。

田園に死す

you tubeに寺山修司の映画『田園に死す』の冒頭が落ちてました。 あらすじはこんな感じみたいです*1。 …あんまり見る気しないなあ。 最近、寺山は歌のほうでも特集や言及をみかけないですね。 *1:http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD18279/story.html

ミノタウロス

ミノタウロス作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 110回この商品を含むブログ (133件) を見る 五年ぶりの新作長編。早速むさぼり読みました。傑作。 より虚無的になっており、はずれた印象かもしれ…

FUTON

FUTON (講談社文庫)作者: 中島京子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/04/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (38件) を見る 今月のイチオシ小説です。文庫。 タイトル通り、田山花袋の『蒲団』の翻案とでもいうべき作品です。…

批評会

今日、棚木恒寿さんの歌集『天の腕』の批評会に行ってきました。 短歌のイベントは久しぶりですが、やや戸惑うことも。 若手のパネラーがかなり雑な議論をしたのにもかかわらず周囲が妙に付和雷同的だったもので。 発言の機会が時間的になかったのが少々残念…

時評

http://www3.osk.3web.ne.jp/~seijisya/jihyou/jihyou_070326.html http://www3.osk.3web.ne.jp/~seijisya/jihyou/jihyou_070402.html これらの時評を読んで気になっていたのですが、ようやく角川「短歌」2007.4号の問題の文章を読みました。 佐佐木幸綱の文…

現代短歌最前線 新響十人

現代短歌最前線新響十人作者: 石川美南出版社/メーカー: 北溟社発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (4件) を見る 1970年以降生まれの歌人十人の自選二百首+エッセイによるアンソロジー。 かなり若いメンツで、歌…

蜀山残雨

蜀山残雨―大田南畝と江戸文明作者: 野口武彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/12メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る 天明狂歌の代表的「歌人」である蜀山人こと大田南畝の伝記です。 人物として破格に面白いうえに著者の…

『豊作』第五号

次号も待ってます。 各一首選 道がまだ熱をもたない朝方の月にうっすら浮かぶ静脈(金田光世) 石膏像の背後は赤く見えることもありぬ君には告げざりしこと(花山周子) 七発のミサイルのうち三発の着水地点を図に描ける(井上雅史) 隣人に滞納処分の公売を告げた…

当ブログでも取り上げた歌集『天の腕』の批評会が以下の要綱でおこなわれるそうです。 今期の注目歌集ですので、関係者のかたはくれぐれもお見逃しにならないように。 棚木恒寿歌集『天の腕』を語る会ご案内 私たちの仲間である棚木恒寿さんが第一歌集『天の…

斜め上を行かれました。 裁くのは誰か? (創元推理文庫)作者: ビルプロンジーニ,バリー・N.マルツバーグ,Bill Pronzini,Barry N. Malzberg,高木直二出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1992/07メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (25件) を…

最近、もしや時代は石川淳なのでは?という気がするくらいどっぷりです。 筑摩書房は、来月「評論選」を出すようで、とても偉い。 石川淳短篇小説選―石川淳コレクション (ちくま文庫)作者: 石川淳,菅野昭正出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/01メディア…

法月綸太郎

ミステリ好きのみで独占するには惜しい本の登場ですので紹介。三年前なら綴葉*1で書評書いてました。 法月綸太郎ミステリー塾 国内編 名探偵はなぜ時代から逃れられないのか作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/23メディア: 単行本 クリ…

カープファン倶楽部

http://www.carp.co.jp/fanclub/index.html さっき申し込みました。 皆さんもぜひ。 私は生粋のカープファンなのですが、驚くべきことに、この球団は今年に至るまで公式のファンクラブを持ってなかったのですね。 あまりの嬉しさにブログに書いてしまいまし…

関東の雀の生態について興味深い話を聞いたのでメモ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%80 「都会では、猫が捕食者として雀を狙っており食物連鎖のバランスが意外にも取られている。」

ある意味18禁なので、視聴には注意してくださいませ。

昨日は澤村さんの角川短歌賞授賞式でした。 澤村さん、あらためて受賞おめでとうございます。 スピーチも実にキャッチーで、いい会でした。 また、久しぶりにお会いできた方々、初めてお会いできた皆様、本当にありがとうございました。

今さっき帰ってきて知ったのですが、歌壇賞次席でした。 これは、なにかと迷走していた私をあたたかく見守ってくださった皆様のおかげであります。ありがとうございました。