いただきもの
先月いただきました。ありがとうございました。 HPで連載されていた短歌時評をまとめたブログ本。 色々なトピックを懐かしく読む。 本としていえば、あとがきと人名索引が面白い。 あとがきでいえば、大辻・吉川両名ともに〆ギリまで粘って耐え続けた二年間…
先々週いただきました。ありがとうございました。 アララギ系譜の作家論をまとめた評論集。読み応えありました。 いいと思ったのは「呪われたみやこびと」「写生をこえて」「憂愁の発見」「島木赤彦の写生論」「文学の上で戦うこと」「戦犯の汚名」でした。 …
メディア: この商品を含むブログを見る 待望の第一評論集。 第一章 「実感」とは何か 第二章 短歌の風景論 第三章 風景をめぐる断章 第四章 歌人論 からなる。 いずれも重厚かつ自在の文章で、 引用してある歌の守備範囲の広さと的確な読みが際立っている。 …
メディア: この商品を含むブログを見る先ほど帰宅したら、嬉しい本が届いていました。ありがとうございました。 感想は来週書きたいと思いますが、 それにしても帯文が内田樹ですか。いやあ、羨ましいです。
鬼龍子―久々湊盈子歌集 (角川短歌叢書)作者: 久々湊盈子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2008/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る 十首選 自販機のなかに伊右衛門も若武者も眠らせて二ン月の雪は降り積む 光あまねき久高(…
岡井隆と初期未来作者: 大辻隆弘出版社/メーカー: 六花書林発売日: 2007/08/25メディア: Stationery購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見る 送っていただき、ありがとうございました。大変面白く読みました。 以下、文体を変えて書評(と…
メディア: この商品を含むブログを見る 十首選 五十鈴川のみなもとふかく辿りきて高麗広(かうらいびろ)といふ字にあふ うまくない移民の歌におぼれゆくその誠実を疎むにもあらね ジャパン・ブルーといふ青を着る若者のさはさはせるに乗りあはせたり 脚長き月…
現代短歌最前線新響十人作者: 石川美南出版社/メーカー: 北溟社発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (4件) を見る 1970年以降生まれの歌人十人の自選二百首+エッセイによるアンソロジー。 かなり若いメンツで、歌…
十首選 八月の職員室の扉(ひ)はうすく陽が押し寄せぬ生徒のごとく 何の喩でもなき生徒を帰し教室の灯を消しぬ灯は退きてゆく 馴(な)寄りつつ揺らぐ生徒の小波あり上澄みをゆく午後の数学 六月といえば生徒の崩ゆる頃一年生くろく茂り初めたり まだ熱い朝顔の…
十首選 大和物語百四十七段死ぬことはないだろうに、女 〆切は三つあった今日BOXにこもれば非常に感覚的な夕ぐれ 辞めてから「なあんだ」と納得できることでもないようだ薬価計算 とうがらしの辛さにうつむいてたんです私の将来どうしようかな ぶらんこの座…
『豊作』第四号。 酒重く残るからだをひきながら仕事にむかふ蛭のごとくに(常盤義昌) アメリカにとりて日本はうす暗し見えぬところで水が流れる(澤村斉美) ひったりと奥深くまで仕舞い込む乾こうとする夜中の魚を(金田光世) 去ることをとへば遅れてうなづい…
昨日のマルタ戦は残念でした。本大会での復調を期待します。 HDDレコーダーを購入して準備は万端です。どんとこいW杯。 土曜日に『豊作』4号が到着しておりました。ぼちぼち読んでおります。 週末にはなんとかする予定です。
十首選 紙のいろ黄なる本なりこの町の人々死ねばコーランが遺る 才能は過ぎ去るものを 「才能を愛す」と書きしクララ・シューマン ことことと音するごとし仏壇のなかの小さな金の欄干 髭のなき教団として生き延びる白衣の群れにまじりゆくのか 声にならず地…
6月ごろにいただきました。ありがとうございました。 十首選 古代舟ひしとつなぎし石錨のいつか茜を浴びし重さよ おみな子が歌をさらえばのぼりきれぬ旋律はありああ草匂う 三ヶ所は水の喰い込む村なりき倒木こえて水を見にゆく 鳥羽山をながながくだりさか…
8月上旬にいただきました。ありがとうございました。 現役の学生さんがえらく少ないのでびびりました。 大変であったろうと思います。
年初にいただきました。 10首選生き霊に死霊は混じり桜ばな散りたる庭に蟻が出てくる かたむきて湿れる道にしろじろと茸が立てり茸の浄土 青き光浴びたるのちの二ヶ月を昭和天皇のごと生かされつ 顔面の力で男は断るなり河の明かりにさらす顔面 五階より見れ…
「豊作の会」は、『塔』の若い皆さんが作った同人誌です。 いただいたのは年初だったと記憶しています。 ありがとうございました。 第一号はいただきものでしたが、次号からは購入する予定です。 選(豊作集より) 太ももへ打ち寄せる波太ももの内に眠る巻貝の…
いただいたのは、今年(2005年)に入ってすぐだったと記憶しています。 ありがとうございました。 10首選 通り雨ながれて青き脈は照るトチの若葉に我の手首に オオアレチマツヨイグサの浜にきて額を月に照らしていたり 腹這いに目覚めた朝は床の上におどる埃の…